【Git】10コミット前までの差分を出力する方法

2023年6月21日

Gitの差分を出力する方法

概要

Gitは、バージョン管理システムの一つであり、プロジェクトの履歴を保存し、変更の追跡やコラボレーションを行うことができます。Gitでは、コミットごとに変更差分が保存されており、コミット間の差分を比較することができます。本記事では、Gitのコミット間の差分を出力する方法について解説します。

コンテンツ

10コミット前までの差分を出力するコマンド
コミット間の差分を出力する方法
ファイルごとの差分を出力する方法
差分の統計情報を出力する方法

1. 10コミット前までの差分を出力するコマンド

Gitでは、git diffコマンドを使用して、コミット間の差分を出力することができます。10コミット前までの差分を出力するには、以下のコマンドを使用します。

git diff HEAD~10 HEAD

上記のコマンドでは、HEAD~10は現在のコミットから10つ前のコミットを指定し、HEADは現在のコミットを指定しています。このコマンドを実行すると、10コミット前から現在のコミットまでの差分が表示されます。

2. コミット間の差分を出力する方法

Gitでは、git diffコマンドによってコミット間の差分を出力することができます。具体的なコミット間の差分を出力する方法は以下の通りです。

git diff <commit1> <commit2>

上記のコマンドでは、<commit1>と<commit2>に比較したいコミットのハッシュ値または参照名を指定します。例えば、git diff abcdefg hijk1234のように使用します。

3. ファイルごとの差分を出力する方法

Gitでは、git diffコマンドによってファイルごとの差分を出力することもできます。以下のコマンドを使用すると、指定したファイルの差分のみを表示することができます。

git diff <commit1> <commit2> -- <file>

上記のコマンドでは、<commit1>と<commit2>に比較したいコミットを指定し、<file>に比較したいファイルを指定します。例えば、git diff abcdefg hijk1234 -- example.txtのように使用します。

4. 差分の統計情報を出力する方法

Gitでは、git diff --statコマンドを使用して、差分の統計情報を出力することができます。以下のコマンドを使用すると、変更されたファイルの数や追加・削除された行数を表示します。

git diff --stat <commit1> <commit2>

上記のコマンドでは、<commit1>と<commit2>に比較したいコミットを指定します。例えば、git diff --stat abcdefg hijk1234のように使用します。

まとめ

Gitのコミット間の差分を出力する方法について解説しました。git diffコマンドを使用することで、コミット間の差分を確認することができます。さらに、ファイルごとの差分や統計情報も出力することができます。Gitの差分を活用することで、プロジェクトの変更履歴を追跡し、効果的なバージョン管理を行うことができます。