【JavaScript】条件分岐の基本と応用

概要

JavaScriptにおける条件分岐の基本と応用について解説します。条件分岐はプログラムの流れを制御し、特定の条件に応じて異なる処理を実行するための重要な概念です。この記事では、if文やelse文の基本的な使い方から始めて、switch文や三項演算子などの応用的な条件分岐についても詳しく解説します。

コンテンツ

1. if文とelse文の基本

プログラムで最も基本的な条件分岐は、if文とelse文です。if文は指定した条件が真の場合に特定の処理を実行し、else文は条件が偽の場合に別の処理を実行します。以下はその基本的な構文です。


if (条件) {
    // 条件が真の場合に実行される処理
} else {
    // 条件が偽の場合に実行される処理
}

例えば、以下のコードは変数

age

の値によって成人か未成年かを判定しています。


let age = 20;
if (age >= 20) {
    console.log("成人です");
} else {
    console.log("未成年です");
}

2. else if文の利用

複数の条件を判定する場合には、else if文を使用します。else if文は複数の条件を順番に判定し、最初に真となった条件のブロック内の処理を実行します。


if (条件1) {
    // 条件1が真の場合に実行される処理
} else if (条件2) {
    // 条件2が真の場合に実行される処理
} else {
    // いずれの条件も偽の場合に実行される処理
}

例えば、以下のコードは変数

score

の値によって成績を判定しています。


let score = 75;
if (score >= 80) {
    console.log("優");
} else if (score >= 70) {
    console.log("良");
} else if (score >= 60) {
    console.log("可");
} else {
    console.log("不可");
}

## 3. switch文の利用
複数の条件による分岐を行う場合、条件分岐をスッキリと書くことができるswitch文が便利です。switch文は指定した式の値に応じて、複数のcaseの中から該当するものを実行します。

```javascript
switch (式) {
    case 値1:
        // 値1の場合に実行される処理
        break;
    case 値2:
        // 値2の場合に実行される処理
        break;
    default:
        // いずれのcaseにも該当しない場合に実行される処理
}

以下は、曜日によってメッセージを表示する例です。


let day = "月曜日";
switch (day) {
    case "月曜日":
        console.log("今日は月曜日です");
        break;
    case "火曜日":
        console.log("今日は火曜日です");
        break;
    default:
        console.log("その他の曜日です");
}

## 4. 三項演算子の利用
条件に応じて値を代入したり、式を評価したりする際に、簡潔に書くことができるのが三項演算子です。以下はその基本的な構文です。

```javascript
条件 ? 式1 : 式2

例えば、以下のコードは変数

isAdult

によってメッセージを代入しています。


let age = 20;
let isAdult = age >= 20 ? "成人です" : "未成年です";
console.log(isAdult);

まとめ

条件分岐はプログラムで必須の機能であり、JavaScriptにおいても非常に重要です。if文やelse文を使った基本的な条件分岐から、else if文、switch文、三項演算子などの応用的な条件分岐について学びました。適切に条件分岐を使いこなすことで、効率的なプログラムの作成が可能になります。

よくある質問

  • Q. 条件分岐とは何ですか?
  • A: 条件分岐とは、プログラムが特定の条件を満たすかどうかに応じて、異なる処理を実行するための制御構造です。JavaScriptでは、if文やswitch文などを使用して条件分岐を実装します。

  • Q. if文とswitch文の違いは何ですか?

  • A: if文は、特定の条件が真である場合に処理を実行するための条件分岐構造です。一方、switch文は、式の値に応じて複数のケースの中から1つを選択して処理を実行するための条件分岐構造です。if文は条件が複雑な場合や範囲を指定したい場合に使用し、switch文は特定の値に応じて処理を分岐させたい場合に使用します。

  • Q. 論理演算子はどのように使われますか?

  • A: JavaScriptでは、論理演算子として &&(論理積)、||(論理和)、!(否定)が使用されます。これらの演算子を使って、複数の条件を組み合わせたり、条件を反転させたりすることができます。例えば、if文の条件式で複数の条件を組み合わせたい場合に使用します。

  • Q. 条件分岐の中での比較演算子の使い方を教えてください。

  • A: JavaScriptでは、比較演算子として ==(等しい)、===(厳密に等しい)、!=(等しくない)、!==(厳密に等しくない)、>(より大きい)、<(より小さい)、>=(以上)、<=(以下)などが使用されます。これらの演算子を使って、変数や式同士を比較し、条件分岐の条件式として使用します。

  • Q. 条件分岐を使って、特定の条件に応じて処理を行いたいのですが、どのように書けばいいですか?

  • A: 条件分岐を使って特定の条件に応じて処理を行うには、if文やswitch文を使用して条件式を記述し、条件が真の場合に実行する処理を記述します。例えば、if文では「if (条件式) { 処理 }」という形で条件式を記述し、条件が真の場合に中括弧{}内の処理が実行されます。
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